梅雨明けの天候が優れず、8月までは心配な天気でしたが、ピノ・ノワールは摘粒を行い内部破裂を防げたことで、9月からの好天も手伝って病果も殆どありませんでした。良く熟した葡萄から10/3~10日の1週間かけて収穫を行うことが出来ました。
昨年2020年は全房発酵に挑戦しました。予想通りに複雑な香りは出せたと思いますが、果実感が物足りないと感じたため、2021年は3割全房にて自然発酵、フレンチオークの古樽にて1年間熟成させました。
オレンジピール、甘草のような薬草系、茸や節系の複雑な香り、口当たりは優しく甘やかな味わい、後味にやや苦みを感じる辛口赤ワインとなりました。
北小野産ピノ・ノワール100%。かつおのたたきに茗荷の苦みとトマトの酸味を添えたものなどいかがでしょうか?