「信州塩尻コマツファーム」果樹栽培家・小松孔明氏の作る、高品質なブラッククイーンを100%使用。いにしぇの里葡萄酒では初めて醸す品種、プロトタイプとしてリリースです。糖度が22度を超えるほど高くなりますが反面、収穫を遅くしても強烈な酸を有している品種で、このバランスを取ることに苦戦しました。
初醸造では、糖度が高いので無補糖で自然発酵させました。1年間熟成させ、酸を落ち着かせましたが、まだまだしっかりした酸味とタンニン(渋み)があり、濃紫色で長期熟成にも十分耐えられるポテンシャルを感じます。
ブラックベリーなど黒系果実の甘い香りに、カカオやキャラメル、土っぽさがあり、酸味と渋み、果実味を感じる辛口赤ワインとなっております。コクのある黒酢の酢豚や、トマトを使ったボロネーゼパスタなど少し酸味の効いた料理と相性が良いように思います。